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関東屈指の祭りの一つ「石岡のおまつり」が9月13日から始まった (9月14日の状況)

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 関東屈指の祭りの一つ「石岡のおまつり」が9月13日、石岡市中心部で始まった。軽快な祭りばやしの音色とともに幌獅子うあ山車がJR石岡駅近くを練り歩き、大勢の見物客が沿道に詰めかけた。 

 「石岡のおまつり」は正式には常陸國總社宮例大祭といい,天下泰平,国家安穏,萬民豊楽,五穀豊穣等を願うおまつりである。格式高い神輿をはじめとして,絢爛豪華な山車や勇壮な幌獅子など40数台が市中心部を巡行する。まつりは敬老の日を最後の日になる3日間開催される。  

  石岡の祭りは、石岡市観光協会・石岡の祭り振興会発行の『常陸國總社宮例大祭 岡のお祭り』によると、下記の日程で行われることになっている。 

初日の9月13日は神幸祭(しんこうさい) 大神輿が出御し、御仮殿に鎮座
 「神幸祭」の一日は大神輿と綱をお祓いする「御綱祭り」から始まる。「町内間挨拶の儀」で各代表が挨拶し、獅子・山車・ささらのための大神札が授与される。午後になると氏子会長や総代、各町内の代表者などが拝殿に参集し「神幸祭発與式」が始まる。宮司が祝詞を奉上し、祭典委員長に「天国の宝剣」が手渡させると、本殿から御祭神の御分霊が大神輿へと遷される「御霊遷し」が行われる。 

 御霊遷しの後、ささらと獅子が舞を奉納。「神輿衆」がお祓いを受けると、予定時刻に宮司が大神輿の出御を宣言し、花火を合図にいよいよ大神輿が出発する。

境内を出た大神輿は、各町内を練り歩いて御仮殿へ向かう。行列には各町内の幌獅子が続き、山車は整列して大神輿を迎える。

大神輿が御仮殿へ到着すると鎮座祭が斎行される。獅子や山車は無事御分霊が鎮座した御仮殿を順次参拝すると、お囃子や踊り、獅子舞などをそれぞれに始めて神さまを楽しませる。  

奉祝祭・奉納相撲 (9月14日) 
 連休の中日は奉祝祭として様々な神賑わいが見られる。總社宮では奉納相撲として茨城県高等学校相撲選手権大会が開催される。午後からは大神輿より一回り小さな「明神神輿」が出御し、境内の神楽殿では「染谷十二座神楽」や巫女舞が奉納される。 

 御幸通りでは午後から夕方にかけて幌獅子と山車が集合して盛大な大行列を行う。  

祭礼・還幸祭(9月15日) 
 毎年9月15日の午前10時から、最も重要な祭典「例祭」が行われる。全国の神社を統括する神社本庁から献幣使が参向し、全町を代表して土橋町が獅子舞を奉納する。 

 最終日は御仮殿から大神輿が本殿へと戻る「還幸祭」が行わる。年番町に二夜に渡って鎮座した御分霊は、再び大神輿と供奉行列によって一路、總社宮へ向かう。御分霊が還御すると、宮司は例大祭最後の祝詞を奏上し、参列者が玉串を捧げる。代表者が挨拶を行い、年番町引継式が行われる。 
 そして各町の出し物は、名残を惜しむようお囃子を響かせ続ける。石岡市民は明くる日になると「次の例大祭まで364日」と数え始め、来年度の例大祭を心待ちにして日々を過ごす。  

祭り2日目(9月14日)の賑わい   

   1 常陸總総社宮
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   4 随神門 

  5 「常陸國總社宮」
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  11 山車    12    13   14   15   16    17    18    19   20   21   22    23    24    25    26    27  
  28  獅子舞    29    30  

  31 子供の獅子舞    32    33     34    35   36   37   38   39   
   40 大勢の見物客

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【続く】 子供や若い女性も祭りを盛り立てる茨城を代表する常陸國總社宮の例大祭・石岡の祭り     

 


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